iPhone 14 Proを予約したぞ



Appleの発表会で、新しいiPhoneが紹介されました。
自分は、以前は、毎年新しいiPhoneを購入していましたが、前回のiPhone12 Proからは、購入サイクルを落としたので、2年ぶりの購入検討になります。

検討の結果として、今回、iPhone 14 Proを購入することにしたので、その内容を紹介したいと思います。

iPhone 14シリーズの製品スペックなどは、公式サイトなどや、解説動画もたくさんあるので、そちらをご覧いただくとして、この動画では、自分がどう思ったかをお話しします。

まず、Proか、無印かという点ですが、これまでは、選べる場合はずっと上位モデル、つまりProを選んできました。長く使う場合は、スペックが高い方が不満がでにくい、という経験則からです。
なので、今回もまずはProから見ていこうと思います。

標準サイズと、Maxサイズは、これは、今までも行ったり来たりしたのですが、しっかりホールドできるサイズの方が、液晶の大きさの利点を上回る、という結論に至りましたので、今回も標準サイズでいこうと思っています。

なので、本命は14 Proとなります。

今回の14 Proで、自分がグッと来たのは2点。
ディスプレイの常時表示と、カメラ性能です。

■常時表示

常時表示は、これはちょっと予想していなかったです。

常時表示といえば、Apple Watchが、Series 5で常時表示になった時に、かなり便利になったことを覚えています。
自分の場合は、時刻はもちろんのこと、温度、活動量、タイマー、風速、バッテリー容量などをアクションなしにすぐに確認できるのは、かなりの進化でした。

iPhoneも、Apple Watch同様、身の周りに置いてよく使うデバイスですが、操作をしていないときは、ただの黒い板です。
Apple Watchの小さいディスプレイでも、常時表示で、大きな価値があったので、iPhoneの大きなディスプレイだと、もっといろんなことができそう。
iOS16で、ロック画面にウィジェットを置いたり、カスタマイズができるようになるので、どんな新しい使い方ができるか楽しみです。

常時表示を予想していなかったと言いましたが、新OSの発表の時点で、これは常時表示できるようにする気だな、と予想できればかっこよかったですね。ちょっと悔しい。

■ブレ補正強化と暗所性能アップ

カメラは特に、ブレ補正と、暗所性能アップが、興味深いです。

iPhoneのカメラについては、自分はちょっと前までは、おまけ程度にしか考えておらず、大して重要視していませんでした。ミラーレス一眼や、コンデジ、アクションカムなど、いくつかカメラも所有しているので、餅は餅屋的に、専用カメラを使った方が、満足度が高かったからです。

ですが、iPhone 12 Proを2年間使って、自分の中の認識は少し変わりました。

その理由の一つは、HDR環境の充実です。
HDRはハイダイナミックレンジの略で、要は、昔のディスプレイでは出せなかった明るさ、眩しさが、今のディスプレイは表現できるようになっています。

ほんの数年前までは、我が家にはHDR対応の機器は全くなかったのですが、特に去年に、iPhone、iPad、テレビなどが、HDR対応になり、充実しました。

そして、iPhone 12 Proは、HDR映像を手軽に撮影できるカメラとして、とても優秀なのです。
自分の場合は、去年から、YouTubeの動画のアップ頻度を少し上げるようにしたのですが、特に俯瞰撮影は、iPhoneで撮影しており、撮影したHDR映像をそのまま使えるわけです。

iPhoneのカメラを見直したのは、こんなところからですが、その中で、不満があったのが暗所撮影。光が少ないときには、やはり一眼カメラで撮った方がいいな、と、つい先日も思っていたところ。

そこに今回、14 Proでセンサーが大型になり、解像度も上がったことで、暗所性能があがったということで、期待です。

自分の動画の映像品質が上がっても、ほとんど自己満足でしかないですが、趣味の範疇なので、別にいいのです。
映像が綺麗だとテンション上がりますよね。

ブレ補正についても、これまで、いくつかジンバルも購入していますし、GoProや、Insta360などのアクションカムの、ブレ補正機能を使ってきました。

iPhoneのブレ補正も、年々強化されていると思いますが、今回は、オフロードを走るSUVからの撮影もできる、ということなので、かなりの強化になりそうです。
自分の用途では、ロードバイクの車載動画があるのですが、さすがにiPhoneをロードバイクに固定するのは、マウントも含めると現実的ではなく、GoProに任せた方がいいですが、それ以外の場面では、iPhoneで滑らか映像が撮れる範囲が広がりそうです。

このブレ補正は、おそらく、第2世代のセンサーシフト光学式手ぶれ補正で、ブレの動きに追従しやすくなったのと、解像度が48メガピクセルになったことで、後処理で画像的に一致している部分を抜き出しやすくなったということでしょう。

他の特徴についても、見ていきます。

■購入にプラスの特徴

Dynamic Islandは、ノッチに対する批判をポジティブにかわそうとしているのかな、と思いますが、個人的には、ノッチ自体をネガティブに捉えていません。ですが、ちょっと楽しげでいいと思います。

バッテリ持続時間は、12 Proからは大幅に延びていて、ビデオ再生だと、17時間→23時間になっているようです。12 Proは、夕方にバッテリがないことが結構あるので、ありがたいです。

輝度アップは、太陽の光にどこまで対抗できるのか、という点では、それほど期待はしていませんが、多少でも良くなるなら、越したことはないですね。

自分は、13Proをスルーしてしまったので使っていないのですが、13Proからある機能で気になっているものは、マクロ撮影、シネマティックモードあたりでしょうか。
マクロ撮影は、特に、動画作成の際に使えそうです。

■購入にあまり影響のない点

チップは、A16になったようですが、iPhone 14 Proに必要な機能・性能のためだったり、逆にチップの性能を活かした機能が搭載されているかと思います。必要なものが載っている、というだけなので、チップが新しいから買う、買わない、ということはないです。メモリについても同じです。
実際のベンチマークなどでも、処理速度的には、それほど大幅なアップではなく、正常進化の範囲みたいですね。

インカメラは、使用頻度が低いので、あまり気にしていません。

生体認証は、ひきつづきFace IDで、Touch IDは搭載されませんでした。この議論はしばらくありましたがAppleWatchでの認証や、Face IDの改良があり、マスク対応もでき、画面を見ないでもロック解除できるようになりました。職場で、Touch ID搭載のデバイスが支給されて久しぶりに使ったのですが、手でしっかり持たなくては解除されない、というのは、結構ストレスということがわかりましたので、個人的には、このままでいいと思っています。

衝突事故検知は、最初、Apple Watchにあるのと同じ機能かと思ったのですが、Apple Watchは、歩いているときや、自転車などの転倒検知、iPhone 14シリーズは、車の事故検知、ってことみたいですね。万が一のための機能ですが、これがあるから、買い換えたい、というわけではないですね。

引き続きLightning端子ですが、USB-Cにしてほしいという声をよく見かけました。個人的には、充電も、サウンドなんかもワイアレスで、ポート自体をほとんど使いませんし、Lightningを使うデバイスもまだ結構あるので、どちらでもいいかなと思います。
来年のProでは、Thunderbolt4とか載せてくるんじゃないでしょうか。知らんけど。

■まとめ

iPhone 14 Proの個人的なハードウェアの評価ポイントとしては、常時表示ができることで、黒い板状態だった時間を有効活用ができるのと、カメラ性能が進化することで、一眼やアクションカメラの使用頻度を下げられるかも、というところで、今回は、買い換えてもいいかな、と判断しました。

今、使っている12Proは、まだ十分に使えるので、奥さんに回して、使っていただくことになっています。

■Pro or 無印

一応、Proと無印も比較しておくと、無印の大きな違いは、自分が一番評価している、常時表示ができないこと。
カメラの解像度アップもないので、ブレ補正が弱くなっているかもしれないこと、マクロ撮影ができないことなどがありそうです。
望遠レンズがない、など、12 Proからみると、スペックダウンしているところもあるので、自分は無印14を買う必要はなさそうです。

■Max or 標準

今回の14 Proシリーズは、Maxと標準サイズは、ディスプレイサイズの違いが中心で、カメラなどの機能差はなさそうなので、自分にとって使いやすいサイズである、標準サイズで良さそうです。

カラーとストレージ

14 Proは4色展開ですが、パープルは少し趣味と違うので、無難にスペースブラックを選択。
ストレージは、今の12 Proで、256GBのところ145GB使用しているので、同じサイズの256GBで良さそうです。

■予約するぞ

予約は、ポイントが5000円ぐらい付くのと、多少ポイントも貯まっていたので、Apple Watch 7でもお世話になった、ビックカメラでしました。
Apple Watch 7の時には、発売日から一週間後の到着でしたので、今回も発売日到着は無理かもしれません。

予約開始時刻になると、アクセス集中で予約できず、結局、日付が変わった0:10ぐらいにようやく予約できました。
かなり遅い方だと思いますので、発売後1週間ぐらいできてくれればラッキーでしょうか。

■価格

最後に価格ですが、16万円。
機能・性能的には、12 Proからの進化としては、それなりに価値は感じましたが、絶対的な価格としては、やはりかなり高いですね。
12.9インチのM1 iPad Proを購入したときは、14万円でしたので、それよりもさらに2万円ぐらい高いのか、と思わずにはいられません。
質量と値段が比例するわけではない、というのはわかっているんですけどね。



■今後の購入サイクル

ここまで価格があがってくると、購入頻度をこれまでの2年から、再度、見直しで考えています。
どんな製品カテゴリでも、初期のうちは、性能・機能の向上が激しく、ワクワクできるものですが、そのうち向上のスピードは低下します。
iPhoneもかなり前から、1年での向上スピードは、緩やかになっています。買う側は、毎年買い替えていた人が、1年おき、2年おきと買い替え頻度を伸ばしていきますし、Appleのような老舗メーカーは、過去に何度もそういった経験をしているので、当然、それを見越して、というか、むしろそうなるように、開発や生産の計画を立てているわけです。

今回、自分としても12Proで2年使ってきて、不満があるかといえば、ほとんどなかったわけで、そのまま使い続けることも考えていました。
一方で、14 Proは、それなりに魅力的な2年分の進化もあり、かたや、奥さんのiPhone XRは、4年経過して、さすがに替え時かな、と思っていたりもして、今年は、購入を決断しました。

ですが、次回は、同じような進化があるとは限らないことや、以前は携帯会社の割引などが2年単位であったのが、そういったものも今はないことを考えると、今回の14 Proは、いったん3年ぐらいは使うつもりで考えようかと思います。

自分の場合は、Macはすでに本来は5から7年の長期サイクルの買い替えでしたし、iPadも、次の買い替えを考えていないぐらい、長期サイクルで考えています。
iPhoneもその仲間入り、ということです。
ワクワクの期待は、別の新しい分野の製品カテゴリに向けていくことになります。

もちろん、成熟したと思った製品カテゴリでも、Appleシリコンの投入などのような、劇的な変化があった場合は、早めに買ってしまうこともあると思いますが、それはそのとき。

そんなことも考えつつも、自分にとっては13台目のiPhoneになります。到着を楽しみに待ちたいと思います。