PeakDesign EVERYDAY SLINGを長い期間使ってみた
2018/11/03 10:17 カテゴリ:camera & video cam
2016年の年末から、Peak DesignのカメラバッグEVERYDAY SLINGを使っているが、夏の旅行では、行動中はSLINGをメインに背負うなどしていたので、トータルな感想など。
届く直前は、PeakDesignのアイデアが詰まっていて、すげぇ、使いやすいんだろうな、と思っていたのだが、なにせ、比較対照となるようなまともなカメラバッグを使ったことがないので、正直なところは、使い始めてしばらくは、あまりそう感じなかった。
といっても、結構時間が経った今でも、その感想はあんまり変わらないのだけど、使い方が分かってきたのか、ストレスは少なくなってきた。
SLING最大の弱点は、ストラップが細く硬いことにあるんじゃないかと思う。
SLINGにα7、標準単焦点レンズ、望遠レンズ、QX1に広角レンズ、と、結構色々入れても、SLINGの収容能力からすると、十分に入る。
しかし、ストラップが肩にグッと食い込む。
収容能力の高さに比べて、ストラップが合っていない気がする。
幅広のストラップカバーのようなものを用意してみたのだが、ストラップを緩めて、SLINGを背中から素早く前に持ってくる、という基本動作を阻害してしまうため使えない。SLING自体のストラップの改良が必要な気がする。
収容能力でいうと、カメラ機材は、十分入るのだが、それ以外の、財布やタオル、といった小物は入れにくい。そういうものを出し入れしやすく、中にスペースを確保すると、今度は、撮影機材は、かなり限定的になる。例えば、望遠レンズは諦める、ということになる。
逆に言えば、SLINGの使いどころは、長く歩くなら、中身は軽くした方がいい。標準レンズと広角ぐらい。望遠レンズもいるなら、距離が短い時、ということになる。
NGは、望遠レンズを持って長時間歩く。実際に、そういう機会は、今まであまりない。もしやるなら、バックパックタイプも考えた方が良さそう。
ストラップといえば、これも少し使ううちに、使い方が分かった気がした。
最初、PAS Braceで、ポタリング的にでかけてみたのだけど、ストラップをギュッと絞っても、望遠レンズなどをぎっしり入れた重量だと、ブレーキをかけると、慣性が働いて、Sling自体が前に回ってくる。
そもそも望遠レンズを入れた移動は向いていない、というのは、先に書いた通りだが、前に回りにくくするには、あらかじめストラップをかなり短くセットしておくことが肝要。
人にもよるだろうが、自分の場合、緩めた時に、お腹の前にくるぐらいではダメで、胸の前ぐらいにくるようにセットする。
これぐらいであれば、ストラップを締めた時に、背中に張り付いて、前に回りにくくなる。
SLING自体を付け外しはしにくいが、SLINGは、上げ下ろしして使うよりも、ずっと装着していて、中を出し入れの時は前、撮影や移動は後ろ、という使い方が良さそう。
もちろん、ストラップ調節をせずに、緩くセットしておいて使う方法もあるとは思う。
SLINGのストラップの長さ調整は、クイックにできる部分と、固定で調節できる部分があるが、シートベルト素材で滑りやすいからか、固定部分の調整が緩みやすい。
ストラップ金具がひっくり返っていて、緩みにくくしているのは伝わってくるが、実際には緩むので、時折締め直す必要はある。
SLINGには、Captureを付けられるホルダーがある。ここの使い勝手。
撮影ポイントについて、Slingからα7を出して、Slingに付けたCaptureにセットする。
被写体が見つかり、SLINGのCaptureからカメラを取り外そうとすると、ハンドストラップClutchの取り付け部とCaptureのリリースボタンが重なって、Clutchに手を通すと、リリースボタンがすぐに押せない。
ここを撮影モードのメイン待機場所として、使うのは難しそう。
自分の場合、ベルトにもう一つCaptureを付けて、カメラの頻繁な付け外しは、ここでやる。SLING側のCaptureには、何も付けないか。交換レンズをセットしておく。
中距離の移動で、少しの間、カメラを使わない時は、SLING側のCaptureにカメラを付けて、背中側に回してしまう。この時、座ったりする時は、カメラが地面側にいることを忘れないように。
長距離の移動は、カメラもSLINGの中にしまって、Captureは、使わない。
つまり、SLINGのCaptureは、一時待機場所みたいな使い方が良さそう。
あと、SLINGのちょっと使いにくい点を挙げるとすれば、上面のメインの蓋を開けっ放しにすることがしにくく、閉まってしまう、という点。
中身は、機材なので、ホコリや砂、雨などが入りにくくする、という観点では、理にかなっている。
ただ、開けたままで、機材を交換したり、下からモノを取り出したりしにくい。開けたまま、作業がしにくい。
閉めにくい場所でも、大きさでもないので、自分で開け閉めさせて欲しかった、というところ。
PeakDesign エブリデイスリング10L アッシュ BSL-10-AS-1
届く直前は、PeakDesignのアイデアが詰まっていて、すげぇ、使いやすいんだろうな、と思っていたのだが、なにせ、比較対照となるようなまともなカメラバッグを使ったことがないので、正直なところは、使い始めてしばらくは、あまりそう感じなかった。
といっても、結構時間が経った今でも、その感想はあんまり変わらないのだけど、使い方が分かってきたのか、ストレスは少なくなってきた。
SLING最大の弱点は、ストラップが細く硬いことにあるんじゃないかと思う。
SLINGにα7、標準単焦点レンズ、望遠レンズ、QX1に広角レンズ、と、結構色々入れても、SLINGの収容能力からすると、十分に入る。
しかし、ストラップが肩にグッと食い込む。
収容能力の高さに比べて、ストラップが合っていない気がする。
幅広のストラップカバーのようなものを用意してみたのだが、ストラップを緩めて、SLINGを背中から素早く前に持ってくる、という基本動作を阻害してしまうため使えない。SLING自体のストラップの改良が必要な気がする。
収容能力でいうと、カメラ機材は、十分入るのだが、それ以外の、財布やタオル、といった小物は入れにくい。そういうものを出し入れしやすく、中にスペースを確保すると、今度は、撮影機材は、かなり限定的になる。例えば、望遠レンズは諦める、ということになる。
逆に言えば、SLINGの使いどころは、長く歩くなら、中身は軽くした方がいい。標準レンズと広角ぐらい。望遠レンズもいるなら、距離が短い時、ということになる。
NGは、望遠レンズを持って長時間歩く。実際に、そういう機会は、今まであまりない。もしやるなら、バックパックタイプも考えた方が良さそう。
ストラップといえば、これも少し使ううちに、使い方が分かった気がした。
最初、PAS Braceで、ポタリング的にでかけてみたのだけど、ストラップをギュッと絞っても、望遠レンズなどをぎっしり入れた重量だと、ブレーキをかけると、慣性が働いて、Sling自体が前に回ってくる。
そもそも望遠レンズを入れた移動は向いていない、というのは、先に書いた通りだが、前に回りにくくするには、あらかじめストラップをかなり短くセットしておくことが肝要。
人にもよるだろうが、自分の場合、緩めた時に、お腹の前にくるぐらいではダメで、胸の前ぐらいにくるようにセットする。
これぐらいであれば、ストラップを締めた時に、背中に張り付いて、前に回りにくくなる。
SLING自体を付け外しはしにくいが、SLINGは、上げ下ろしして使うよりも、ずっと装着していて、中を出し入れの時は前、撮影や移動は後ろ、という使い方が良さそう。
もちろん、ストラップ調節をせずに、緩くセットしておいて使う方法もあるとは思う。
SLINGのストラップの長さ調整は、クイックにできる部分と、固定で調節できる部分があるが、シートベルト素材で滑りやすいからか、固定部分の調整が緩みやすい。
ストラップ金具がひっくり返っていて、緩みにくくしているのは伝わってくるが、実際には緩むので、時折締め直す必要はある。
SLINGには、Captureを付けられるホルダーがある。ここの使い勝手。
撮影ポイントについて、Slingからα7を出して、Slingに付けたCaptureにセットする。
被写体が見つかり、SLINGのCaptureからカメラを取り外そうとすると、ハンドストラップClutchの取り付け部とCaptureのリリースボタンが重なって、Clutchに手を通すと、リリースボタンがすぐに押せない。
ここを撮影モードのメイン待機場所として、使うのは難しそう。
自分の場合、ベルトにもう一つCaptureを付けて、カメラの頻繁な付け外しは、ここでやる。SLING側のCaptureには、何も付けないか。交換レンズをセットしておく。
中距離の移動で、少しの間、カメラを使わない時は、SLING側のCaptureにカメラを付けて、背中側に回してしまう。この時、座ったりする時は、カメラが地面側にいることを忘れないように。
長距離の移動は、カメラもSLINGの中にしまって、Captureは、使わない。
つまり、SLINGのCaptureは、一時待機場所みたいな使い方が良さそう。
あと、SLINGのちょっと使いにくい点を挙げるとすれば、上面のメインの蓋を開けっ放しにすることがしにくく、閉まってしまう、という点。
中身は、機材なので、ホコリや砂、雨などが入りにくくする、という観点では、理にかなっている。
ただ、開けたままで、機材を交換したり、下からモノを取り出したりしにくい。開けたまま、作業がしにくい。
閉めにくい場所でも、大きさでもないので、自分で開け閉めさせて欲しかった、というところ。
PeakDesign エブリデイスリング10L アッシュ BSL-10-AS-1