家族のMac環境を入れ替える




今日は、家族のMac環境を入れ替えたので、実際にやった方法を紹介したいと思います。

■状況

我が家では、高校生のムスメにMacBook Air 2017モデルを渡していまして、自分と奥さんは、プライベート用として、MacBook Pro 16インチを共有していました。

ムスメは、勉強に使う以外にも、ペンタブを使ったり、映像編集したりなど、クリエイティブ用途で使っています。

最近、奥さんが、フリーでも仕事を始めたので、専用のPCが一台あったほうがいい、ということになりました。用途は書類作成、事務周り、ということになります。

それぞれに必要な性能を考えると、奥さんには、ムスメの使っていたMacBook Air 2017を渡し、
ムスメに、新しくM1 MacBook Airを購入する、ということにしました。
ムスメも2017年モデルを、4年使ったので、まぁ頑張ったかなと思います。

整理すると、ムスメの環境をMacBook Air 2017から、M1 MacBook Airへ、と、奥さんの環境をMacBook Pro16から、MacBook Air2017に移す、ということになります。

■購入したM1 MacBook Air

ムスメ用に購入した、M1 MacBook Airを軽く説明しておくと、下位のメモリ8GBモデルで、SSDだけは1TBに増設しました。
ビックカメラの注文生産(CTO)モデルで、注文してから3週間ぐらいかかりましたが、ポイントが1万円ぐらい付いたので、Apple製品としては割安に買えたと思います。

■環境移行

M1 MacBook Airも到着したので、環境の移行をしていきます。

移行の手順ですが、2段階になります。
まず、ムスメの環境を新しいM1 MacBook Airに移し、奥さんの環境をMacBook Pro16インチから、空いた2017モデルに移す、ということになります。

環境を移す、という言い方をしましたが、具体的には、TimeMachine機能でバックアップを取って、移行アシスタントアプリで、バックアップから新しいマシンに環境をコピーする、という方法になります。

何をつかって、ムスメの環境をMacBook Air 2017からM1 MacBook Airに移すか、ですが、最終的には、外付けSSD経由で移行しました。

最初は、MacBook Air同士を直接ケーブルで接続するターゲットディスクモードで移行しようとおもったのですが、ターゲットディスクモードは、Thunderboltケーブルが必要で、USBケーブルではダメでした。2017モデルは、Thunderbolt2、M1 MacBook Airは、3なので、Thunderbolt 2-3というレアなケーブルが必要になるのですが、持っていないので、諦めました。

次には、WiFi経由で移行しようとしたのですが、これは、死ぬほど時間がかかりそうなので中止。

ということで、余っていた外付けSSDを使うことにしました。

元々、MacBook Airで使っているストレージも多くなかったので、SSDであれば、バックアップを取るのは、めちゃくちゃ速かったです。
バックアップが取れたら、M1 MacBook Airを起動し、移行アシスタントで、環境をSSDから移します。
外付けSSDとの接続は、2017は、USB-A、M1は、USB-Cと違うのですが、たまたま2種類とも持っていたので助かりました。

動作チェックをして、これで、ムスメの環境はほぼ移行完了。

ムスメは、ワコムの液晶タブレットを使っているのですが、液晶タブレットは、HDMIとUSB-Aのポートが必要です。
ですが、M1は、USB-Cポートが2個しかありません。なので、自分のiPad Pro用のUSBハブを貸して動作確認しつつ、ANKERのUSBハブを急いで注文しました。

■奥さんの環境をMacBook Pro→2017に移す

先ほどと同様に、外付けSSDを経由しますが、MacBook Pro16で、TimeMachineでバックアップを取る際に、どのフォルダのバックアップを取るのかを指定できるので、自分のユーザーフォルダは除外し、奥さんのユーザフォルダだけのバックアップを作成しておきます。

あとは、MacBook Air2017をクリーンインストールして、移行アシスタントで、奥さんのユーザーを移せば完成です。

これで無事、環境移行ができ、我が家の中で、ひとりMac一台体制が構築できました。

ムスメのM1 MacBook Airの感想を聞いてみると、絵が綺麗、音がいい、学校でつかっているSlackがサクサク、とのこと。

奥さんの方は、専用のMacができたのはいいのですが、バッテリーがかなりへたっていて、システムから修理が必要なレベル、というアラートがでていました。
これはまた、対処したいと思います。