GoPro Maxの水平維持機能はHEROタイムワープでは使えない

あいにく、この週末はずっと雨が降っているみたいで、GoPro Maxをロードバイクで試すことはできないみたいだが、外出した時に、少し録画を試してみた。

持ち方は、手持ち、ネックストラップ。
撮影画角は、HEROモード、360度撮影。
撮影モードは、通常ビデオと、タイムワープ。

撮影サイズは、1080pと1440pが選べるが、1440pの録画サイズは、1763x1337の4:3。

まず、手持ちのHEROモードの通常ビデオ。

水平維持が効いていて、横回転方向にはブレがない。
一方で、前後回転方向には、微ブレは補正されるものの、水平維持ほどは効いていない。
ジンバルでいうところの、チルトフォローができるモードのようになっている。
手持の角度が、ちょっと悪かった場合、ずっと下を向いた映像になってしまう。

ロードバイクの場合であれば、ボディマウントすると、立った状態でセットすると、乗車中の前傾姿勢で、下を向いてしまうことになる。

通常の歩き撮影でも、前後方向のブレは出てしまうので、ジンバルに較べると、歩きのガクガクが反映されやすい。

これは、良くも悪くも、HEROシリーズと同じ。HEROモードと言っているので、これでいいといえばいいのだが、ぜひ、ジンバルと同じようにパンフォローモード(チルト方向も維持する)を搭載してほしいところ。

もちろん360度モードにすれば、全方向に維持される、というか、あらゆる回転の意味がなくなるので、このブレの影響もほとんど受けない。
もちろん、HEROモードの撮影ファイルより、扱いが面倒になるので、ケースによって使い分けになるかな。

自分の場合は、ロードバイクの車体マウントであれば、前後方向のセッティングは固定できるので、特に問題ない。逆にボディマウントは、引き続きOsmo Pocketの独壇場ということがわかった。

HEROモードでのタイムワープだが、撮ってみて、あんまり感動しなかった。
なんか、もっとヌルヌル感がでるかと思ったがそうでもない。

あとでわかったのは、タイムワープには、水平維持が適用できないみたい。
映像を確認すると、確かに、水平は維持されていない。撮影時は、水平維持が効いていると思っていたので、あまりその辺を気にせず、ラフに撮影していた。

手持からネックマウントに切り替えた時に、録画画像が上下反転してしまっていた。
ネックマウントは下部を上にして吊り下げる形なので、水平維持が効かないとこうなってしまう。

ロードバイク車載マウントで、タイムワープ撮影を考えていたので、これはちょっと想定外。
まぁ、通常モードで撮影して、早送りをすればほぼ似たような効果なるとは思うが。

アプリで調節できるのかと思ったが、上下反転と、全体的な角度調整ぐらい。

HEROシリーズでは、上下反転は、自動に切り替わるので、この辺は真似してほしい。
まぁ、アップデートで、タイムワープも水平維持に対応してくれることを期待。

同じタイムワープでも、360度撮影にすれば...(以下同文)

ネックマウントでも、タイムワープでない通常撮影であれば、水平維持が効いて、上下にもひっくり返らない。

ネックマウント撮影は、手軽で便利だが、カメラが傾いているのに気づかないと、ずーっと傾いた映像になり続ける、という難点があったので、Maxの通常撮影では、それを気にしなくて良くなったのはよい。
ネックストラップは、前傾しても、重量によって、ぶら下がる形になるので、チェストマウントより、姿勢変化の影響は受けにくい。なので、Maxとの相性はいいかも。

こんな感じで、歩き撮影だが、一通りの撮影方法は試してみた。

まとめると、

HEROモードでの通常撮影は、水平維持もできて、期待通り。
ロードバイク車載は、この方法を使うことになりそう。
これであれば、ネックマウントの相性も良さそう。

HEROモードのタイムワープは、水平維持は効かないので、これは期待外れ。アップデートに期待。

360度撮影は、通常もタイムワープも問題ない撮影ができそう。



GoPro MAX